专利摘要:

公开号:WO1984002850A1
申请号:PCT/JP1984/000026
申请日:1984-01-31
公开日:1984-08-02
发明作者:Shigeo Ishioka
申请人:Shigeo Ishioka;
IPC主号:A62B1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] ロ ー プ 制 動 装 置
[0003] 技術分野
[0004] 本発明は、 一般にはロ一プを制動する装置に関し、 詳細には 高所での作業、 火災等時の緊急脱出、 登山時の人身事故防止等 に使用でき、 輊量 ·小型で操作の簡単なロープ制動装置に関す る
[0005] 背景技術
[0006] 例えば緊急脱出の際に使用する従来の避難用降下具のローブ 制動においては、 例えば実公昭 5 1 - 5 8 2 4 0号公報に開示 された如く、 主体に固定した固定摩擦体とこの摩擦体に関して 摺動可能な可動摩擦体とにそれぞれ設けた透孔にローブをじぐ ざぐに揷入し、 操作レパ一によ ラック · ピ-オンを介して可 動摩擦体を摺動させ、 ローブと摩擦体との間の摩擦力を増大さ せることによ ]9制動力を生じさせている。 しかし、 この種の従 来のロ一ブ制動装置は、 摩擦体の透孔にロ一プをじぐざぐに揷 通する構成となっているため、 ロープ制動にとっては構造が極 めて複雑であ 、 最小制動状態においても摩擦力が比較的強い からロープに沿って降下具を簡単に手で移動させることができ ず、 ロープに関する降下具の適当位置へのセッティ ング(つま ]9、 この降下具は水平位置では作動できないから、 避難地点、 例えばドアのノブにローブ一端を結んだときに、 ローブ垂直位 置まで降下具を移動させる操作)を即座に行なえから緊急脱出 具としては不向きであ] 、 また作動上故障が生じやすい等の欠 点があった。 また、 この従来のロープ制動装置では、 レバ一か Δ
[0007] ら手を離すと最小制動状態に戻 ロ一ブを制動できるく るの で極めて危険である。 .
[0008] 発明の開示
[0009] 本発明は従来の.ローブ制動装置の有する上述の如き諸欠点を 有さず、 軽量 ·小型で操作の簡単なロープ制動装置を提供する ことを目的とする。
[0010] 本発明の好適る一実施例によれば、 本発明に係るロ一ブ制動 装置は、 ノ、ゥジングを構成する第 1側板と第 2側板との間にお いて、 制動力調整用の摇動カムと、 摇動カムから離れて位置し たロープ屈曲用の第 1軸と、 摇動カムに隣接し摇勣カムと共働 してロープを加圧する第 2軸と、 ローブ制動装置を関連装置に 結合するための連結装置を形成する連結軸と、 摇動カムに連結 しカムの回転運動を制御する操作レバ一と、 上方からローブ制 動装置へ進入し、 次いで摇動カムのまわ!)をまわ!)、 ロープ屈 曲用第 1軸のまわ] で屈曲して摇動カムとローブ加圧第 2軸と の間を通] ロープ制動装置外へ退出する π—プとから成る。 摇 動カムは第 2軸に対し所定距離だけ離れた回転可能 ¾力ム軸に 固着してあ i 摇動カムのローブの高さは、 ローブの最小高さ 部分がローブ加圧第 2軸に対面したときには第 2軸と摇動カム との間のローブを加圧即ち圧迫せず、 最小ローブ高さから最大 ローブ高さまで漸進的に増加するようなものである。 加圧第 2 軸に対面する力ムのローブ部分の高さがその最小値から最大値 まで増大するにつれて加圧第 2軸とカムとの間の口一ブに対す る £迫力が増大し、 従ってローブへの制動力が増大する。
[0011] 以上のような構成のため、 本発明に係るロープ制動装置は構 ό
[0012] 造が極めて簡単で輊量 ·小型に !)、 操作も非常に簡単であ] ローブが複雑な径路を迪らないから作動が確実で故障が生じに く く ローブに沿ってのセグティングのための移動も容易であ 更には偶発的にレバ一から手が離れてもカム面とロープとの接 触によ ]3生ずる摩擦力のため摇動カムが自動的に最大制動位置 へ回転してローブをロックするから不意の急降下の危険性もま つたく ¾い。
[0013] 本発明のロープ制動装置は、 高所作業用の登下降器、 避難用 下降器、 登山用緩衝器 ¾どに応用でき、 また荷重計としても具 体化できる。
[0014] 図面の簡単な説明
[0015] 第 1図は本発明のロープ制動装置の 1実施例を示すもので登 下降器に応用したロープ制動装置の正面図。 第 2図は第 1図の 内部構造を示す図で、 第 3図の Π— π線における断面図。 第 3 図は第 2図の m— nr線における断面図。 第 4図は操作レバ一を 一方向へ旋回させた状態での第 1図の装置の裏面図。 第 5図は 第 1図の装置の変型例を示す側面図。 第 ό図は本発明のローブ 制動装置を応用した避難用下降具の一実施例を示す図。 第 7図 は第 ό図の下降具の連結具の使用状態を示す部分図。 第 8図は 第 ό図の下降具を用いて避難下降する状況を示す図。 第 9図は 登山用緩衝器として応用したロープ制動装置を着装した登山者 の簡略図。 第 1 0図は第 9図の緩衝器の平面図。 第 1 1図はそ の側面図。 第 1 2図は第 1 0図におけるローブ制動装置の断面 側面図。 第 1 3図は第 1 2図の xm - xin 線における断面図。
[0016] 第 1 4図は第 1 0図の緩衝器と併用するに適したピッケルの斜
[0017] _ C;.-.PI 視図。 第 1 5図はピッケルの部分拡大図。 第 1 ό図は本発明の ローブ制動装置を応用した荷重計の正面図。 第 i 7図はその靳 面側面図。 第 1 8図はその部分断面平面図。 第 1 9図及び第 2 0図は荷重計のそれぞれ別の変型例を示す部分断面図。 第 2 1図は速度作動装置を備えた本発明のローブ制動装置の別の 実施例を示す断面平面図。 第 2 2図はそのローブ制動装置の一 平面図。 第 2 3図は部分断面図。 第 2 4図は部分側面図。 第 2 5図は更に別の実施例に係るローブ制動装置の断面側面図。 第 2 ό図はその部分断面平面図。 第 2 7図はその別の部分の断 面平面図。 第 2 8図は更に他の実施例に係るローブ制動装置の 断面側面図。 第 2 9図はその一部の横断面図である。
[0018] 発明を実施するための最良の形態
[0019] 図面を用いて本発明の好適な実施例につき説明すると、 第 1 〜 4図には、 高所作業用登下降器に応用した本発明の口一ブ制 動装置 1の一実施例を示す。 このロープ制動装置 1は、 好適に は矩形の平行に離隔した第 1側板 2と第 2側板 5とをネジ 8,
[0020] 1 0等の固着手段によ 相互連結して成るハウジング 7と、 ハ ゥジングのほぼ中央に位置し、 第 1側板と第 2側板との間に位 置し、 これらの側板 2, 3間に回転可能に装着したシャフ ト
[0021] 2に装着したカム 1 3と、.摇動カム 1 3から比較的遠く離れ てお ]3、 例えば左上隅部近く (第 2図)に位置し、 側板 2, δ 間で回転可能に装着されたロープ屈曲用の第 1軸 4と、 力ムシ ャフ ト 1 2から所定距離だけ離れ第 1軸 4からも比較的遠く離 れてお 例えば右上隅部近く (第 2図)に位置し、 側板 2, 3 間で回転可能に装着されたロープ加圧用の第 2軸 5と、 左隅部 "撒 r 上方(第 2図)からハウジング 7内へ延長し、 摇動カム 1 3の
[0022] まわ を回 、 次いで第 1軸 4のまわ で屈曲されたのちカム
[0023] 1 3と第 2軸 5との間を通ってハゥジング 7の外部へ延出する
[0024] 制動ローブ 1 9と、 ローブ制動装置 1を関違装置や使用者に結
[0025] 合するための連結手段 όとから成る。 第 1 〜 4図の例では、 連
[0026] 結手段は、 連結用ロープ 2 0を介してローブ制動装置 1を高所
[0027] 作業者に結合するための連結軸 όから成る。 カムシャフ ト 1 2
[0028] の一端は側板 3から突出し、 そこにカム操作レバ一 1 4が固着
[0029] してある。 好適には、 レバー 1 4の先端に滑 どめ 1 όを設け
[0030] る。 レバ一 1 4を手で左右(第 1図)に旋回させればカム 1 3
[0031] が回動することになる。
[0032] 力ム 1の形状は次のとお である。 カムシャフ ト 1 2の中心
[0033] からカム 1 3の周縁までの距離、 即ちカムのローブの高さは、
[0034] 装置 1が休止位置(第 2図)にあるときに加圧用第 2軸 5に対
[0035] 面しているカムの周緣点 2 1から時計回 に約 1 0 0度まわつ
[0036] たカム周縁点 2 2までの間が最も小さく (最小ローブ高さ部分) この間ではカム 1 3と加圧軸 5は制動ロープ 1 9を圧迫しない。
[0037] 一方、 カムの周縁点 2 1から反時計回 に約 2 0 0度まわった
[0038] カム周縁点 2 3までの間はカム ローブの高さが漸進的に増大し
[0039] 周緣点 2 3が最大ローブ高さ部分と る。 第 2図に対応する装
[0040] 置 1 の休止位置においてはカム操作レバー 1 4は第 1図に示す
[0041] ように直立位置にあ 、 従って、 レバー 1 4を右に旋回させれ
[0042] ばカム 1 3は右に回動し、 それにつれてカム 1 3と加圧軸 5と
[0043] による制動ローブ 1 9への圧迫力は大きくな ] 、 それ故ロープ
[0044] 制動力も増大する。 一方、 レバ一 1 4を左(第 1図)へ旋回さ 差換 "VArO " ノ せても、 カム周縁点 2 1, 2 2間の最小ローブ高さ部分が加圧 軸 5に対面するので、 ローブ 1 9はカムと加圧軸との間で圧迫 されることはない。 レパ一 1 4の旋回度を制限するス トッパ 9, 1 7が側板 3に設けてあ!)、 レバ一 1 4が右転してストッパ 1 7に係合したとき (第 1図の鎖線 0 Dの位置)には最高口一 ブ高さ部分たるカム周緣点 2 3が加圧軸 5に対面し、 一方レバ 一が左転してストツバ 9に係合したとき (第 1図の鎖線 0 Cの 位置)にはカム周縁点 2 2が加圧軸 5に対面するようになつて いる。
[0045] 違結軸 όの位置は、 好適には、 制動ローブ 1 9の上端 1 1を 装置外の固定支点 1 5に固定して連結用ロープ 2 0に体重を加 えたときに、 ロープの上方部分 1 9 « と違結軸 όとが一直線上 にくるよう ものである。 この場合、 カム 1 3から上方に向か う制動ローブ部分は第 1軸 4によ ]3屈曲せしめられてこの第 1 軸 4のまわ の口一プ部分と Q点(第 2図)で圧接し、 ロープ • 間の圧接摩擦によ ] 制動作用が生じる。 この場合の制動力は、 カム 1 3から Q点までの制動ロープ部分 1 1 と上方ロープ部分 19"とがなす角度 が大きくなるほど、 大きくなる。 以下、 角 度 を制動角と呼ぶ。 制動角 については後述する。
[0046] なお、 制動ローブの移動を制限するための突起 1 8を側板 2,
[0047] 5間に設けるとよい。
[0048] 次に、 第 1 〜 4図のローブ制動装置を応用した高所作業用登 下降器の操作を説明する。 この高所作業用登下降器は、 斜面を 上部の固定支点 1 5から垂れ下ったローブ 1 9を用いて、 必要 に応じ登高又は下降することを可能にしかつ万一墜落したとき I * — 作業者を自動的に衝撃から守ることを可能にしたものである。
[0049] 従って、 この下降器( ロープ制動装置 1 )は下降用(垂直面で の下降を含む)にも登高用にも用いることができる。 まず、 下 降用の場合を述べる。 違結用ローブ 2 0でローブ制動装置 1を 身体に結合した作業者(図示せず)は、 下降したい場合、 第 1 図のレパ一 1 4を時計回] に回転させ連結用ローブ 2 0に体重 をかける。 レバーの回転角が大きいほどカム 1 3と加圧軸 5と による制動ロープ 1 9への圧迫力( R点で)が大きくなるから ロープ 1 9に対する制動力も大きくな i?、 下降速度が小さくな る。 従って、 作業者はレバ一 1 4を左右に動かして下降速度を 調整しながら下降することができる。 万一、 誤って作業者がレ バ一 1 4から手を離してしまった場合、 上方ロープ部分 19なに 作用する張力と、 カム 1 5の周縁と制動ローブとの係合によ ]9 生じる摩擦抵抗とのため、 カム 1 3が自動的に時計方向(第 2 図)に回転してカム 1 3と第 2軸 5とによる制動ローブへの圧 迫力を急増させ、 その結果ロープに大き 制動力が作用し作業 者は停止する。 カム 1 3のローブの高さが漸進的に増大してい るため、 制動力も漸進的に増加するから、 落下する作業者には 衝撃力が加わらない。 即ち、 ローブ制動装置は作業者の万一の 墜落に対し緩衝作用を有する。 次に、 登高用に用いる場合を述 ベる。 第 2図に示すように、 カム 1 3から上方の制動ロープ
[0050] 1 9は第 1軸 4のまわ] の制動口一ブを Q点で圧迫しこの Q点 を境に屈曲して制動角 を生じさせている。 この制動角 の角 度が大きく ¾るほど Q点での圧迫力が大きくるるからローブに 対する制動力も大きくなる。 第 1 〜 4図の高所作業用登下降器
[0051] ΟΛ1ΡΙ
[0052] 、 V. O
[0053] ' を用いて登高する場合は、 この制動角を変化させて登高するこ とになる。 違結用ローブ 2 0で身体を装置 1に結合した作業者 は、 まず操作レバ一 1 4を左回 (第 1図)に旋回させス ト ッ パ 9に係合させる。 この間カム周縁点 2 1から 2 2までの最小 ロープ高さ部分が加圧軸 5に対面するのでカム 1 3と加圧軸 5 とによる制動ローブの圧迫は生じない。 次いで、 装置 1を第 4 図のように裏返しにする。 この状態で 制動ロープ 1 9を緊張 させ連結用ローブ 2 0を緩めた状態で操作レパー 1 4を下方へ 引張ると、 ローブ制動装置 1に右回 (第 4図)のモ一メ ント が作用して、 ハウジング 7が点線で示すように右に傾斜する。 このため制動角 が大きくな ] 作業者が操作レパーに体重を かけても、 大なる制動力のため制動ローブと制動装置 1 との間 の相対滑 J は生じるい。 この状態で 作業者は斜面上の適当な 足場に立ち、 左手でローブ下方部分 19cを握] ながら右手でレ パ一 1 4を摑んでロープ制動装置 1を上方へ押上げれば、 ロー プ制動装置 1は制動ローブ 1 9に沿って上方へ移動する。 次に 作業者は片足を上の足場にのせレバ一 1 4を弓 ί張 レパーに体 重をかけつつ上の足場へ移動する。 以上の操作を繰返せば随意 に登高できる。 万一、 作業者が足場から滑落し手からレパー 1 4が離れてしまった場合、 緩んでいた連結用ロープが滑落者 の体重によ ] 緊張してロープ制動装置 1に下向きの力を加える ため操作レバ一' 1 4が、 カムと制動ロープとの係合による摩擦 力によって、 自動的に左回] (第 4図)に回転し、 前述の下降 時の墜落の際の状態と同じ状態にな ]?、 緩衝作用を伴なつて滑 落者を停止させる。 この停止位置から下降したい場合には前述 y
[0054] の下降操作を行るえばよく、 "^方、 登高したい場合は適当な足 場をみつけて前述の登高操作を繰返せばよい。 .
[0055] お、 ロープ制動装置 1への制動ローブ 1 9の装着を容易に するため、 第 5図に示すように、 側板 2, 3の一端を蝶番 2 0 とネジ 2 7とによ 相互に枢着し, 側板 2, 3の他端部に着脱 自在な蝶ネジ 2 8を設けて制動装置 1の内部を露出可能にする とよい。 このようにすると、 制動ローブ 1 9の任意の部分を制 動装置へ簡単に装着できる。 お、 2 9は側板を離隔するスぺ —サである。
[0056] 次に 避難用下降具に応用した本発明のローブ制動装置の実 施例を第 ό〜8図に示す。 第 ό図に示すように、 避難用下降具 3 0は、 本発明に係るロープ制動装置 1 と、 このロープ制動装 置の連結軸 όに結合した避難者着装具 3 1 と、 制動装置の制動 ロープ 1 9の下方部分を収納する収納具 3 2と、 避難用下降具 5 0を避難口の固定支点に結合するため制動ロープ 1 9の上端 に設けた固定具 3 3とから成る。 この避難用下降具のロープ制 動装置 1の内部構造は第 1〜 4図のものと同じであるから説明 は省略する。 避難者(脱出者)着装具 3 1は、 好適には、 パン ッ式のもので、 ローブ制動装置 1の連結軸 όに結合した比較的 幅広な主ベルト 3 4と、 主ベル トの一部をぬいっけることによ 主ベルトに取付けたパンツ 3 5と、 主ベルトに固着した長さ 調整可能な肩ベルト 3 όと、 主ベルトに結合しパンツにぬいつ けた比較的幅広 ¾ビップベル ト 3 7と、 パン ツ 3 5に設けた小 袋 3 8とから成る。 この避難者着装具 3 1の特徴は、 折たたむ と嵩ばらず軽量で、 下降中避難者が苦痛を感じ いことであ 、 え / l 丄 υ
[0057] 下降中の避難者の体重を支える主ベルト 3 4及びヒップベルト
[0058] 3 7が薄くて幅広く しかもパンツ 3 5にぬいっけてあるため身 体に喰込まないことであ 、 またパンツ式のため着装しやす
[0059] ことである。 着装具 3 1 自体の重量はおよそ 1 0 0グラムであ る。 脱出時の衝撃力は主ベルトとヒップベルトが支える。 制動 ロープ収納具 3 2は、 図示の実施例ではバッグの形をしてお] このバッグ内には、 バッグに回転可能に装着した回転軸 3 9に 支持されたボビン 4 0が内蔵してあ 、 このボビンのまわ に 制動ローブの下端部が巻いてある。 制動ローブ 1 9はボビン
[0060] 4 0からバッグ 3 2の上端開口を通ってローブ制動装置 1へ延 びている。 バッグ 3 2はひも 4 1によ] パンツ 3 5に取付けて ある。 バッグ 3 2はこの避難用下降具全体を収容する携帯バッ グをも兼ねることができる。 次に、 固定具 3 5は、 図示の実施 例では、 一対のフックから成 ]9、 例えば、 第 7図のようにして 制動ローブの輪 4 2を作 i 、 避難口の固定支点(例えば、 ドア のノブ、 べッ ドの脚、 ベランダの手す 、 高架道路では自動車 の一部)に固定する。 この避難用下降具においては、 耐火性を 考えて、 制動ロープ 1 9はワイ ヤやケプラー繊維等の材料で作 るとよい。 また、 制動装置 1の操作レバー 1 4や滑 どめ 1 ό も断熱性のものにするとよい。 ¾ぉ、 避難口附近の突起やエツ ジ 4 3 (第 8図)から制動ロープ 1 9を保護するため摺動自在 なエツジ保護体 4 4を設けるとよい。
[0061] 次に、 避難用下降具 3 0を用いて緊急避難するときの状況を 説明する。 避難者はまずパンツる 5をはき、 肩ベルト 5 6 を肩
[0062] にかける。 次いで、 フック 3 3と輪 4 2で避難口の固定支点 差渙ぇ ( ϋ 、
[0063] Vv u o ノ (例えば、 第 8図ではドアのノブ 4 5 )に制動ロープ 1 9の上 端を固定し、 ローブ制動装置 1を不作動状態(第 1, 2図)、 即ちローブ 1 9を制動し い状態にしたまま下降地点まで歩き 必要なら保護体 4 4を下降建造物のエッジ 4 5に係合させ、 口 —ブ制動装置 1の操作レバー 1 4を前述のように操作してロー プに制動力を加え下降を開始する(第 8図)。 前述したように 下降速度はレバ一 1 4の操作で調整できるから、 例えば、 下降 中に火が吹き出しているような場所は急速度で降下でき、 着地 点が燃えているようなときには空中で停止して救助をまつこと ができ、 また下降の途中に安全な場所があるときにはその位置 で停止して安全地帯へ避難できる等の利点があ i?、 また誤って 手をレバーから離しても緩衝作用を伴なつて避難者は停止する から安全でもある。 更に、 この避難用下降具においては、 下降 用ロープとかローブドラムを投げ下ろさ いので、 下方に位置 する人に危険がない。
[0064] 次に、 登山用緩衝器に応用した本発明のローブ制動装置の実 施例を第 9〜 1 5図に基いて説明する。 この登山用緩衝器は例 えば氷雪の斜面の登山中又は口ッククライ ミング中に万一滑落、 転落したときに登山者の落下を緩衝作用を伴 ¾つて停止するも のである。 登山用緩衝器 5 0 (第 9図)は登山者が着装した腰 ベル ト 5 1にガ一ドロ一プ 5 2を介して連結することによ 使 用する。 登山用緩衝器 5 0は、 本発明に係るローブ制動装置 1 0 0と、 この制動装置 1 0 0の下端に固着した結合板 5 δと、 結合板 5 3の下部に軸 5 4によ 回転可能に装着しローブ制動 装置の制動ロープ 1 9の下方部分を巻付けた回転ボビン 5 5と、 差換え ί o .Pi 結合板、 ボビン及びロープ制動装置を収納した収納袋 5 όとか
[0065] ら成る。 収納袋 5 όは緩衝器 5 0のほぼ全体を覆って保護する
[0066] が、 必要る箇所には亢等を設け、 ロープの通過、 を許容し操作
[0067] に必要 ¾具を外部へ露出させている。
[0068] この実施例においては、 ロープ制動装置 1 0 0は第 1〜4図
[0069] のローブ制動装置 1 とほぽ同じ構造を有するが、 前述の実施例
[0070] の操作レパ一 1 4の代] に、 ロープ制動力調整装置 ό 0を有す
[0071] る。 詳細には、 第 1 2, 1 3図に示すように、 ロープ制動力調
[0072] 整装置 ό 0は、 ロープ制動装置 1 0 0の第 2側板 3から突出し
[0073] たカムシャフト 1 2の端部分に固着した作動板 5 7と、 その外
[0074] 側においてカムシャフ ト 1 2に回転可能に装着した目盛 盤
[0075] 5 8とから成!)、 目盛 1 盤 5 8には円形キヤビティ 5 9が設け
[0076] てあ j 、 このキヤビティ内に作動板 5 7が位置している。 また
[0077] 目盛!)盤 5 8の外側中央ボア ό 1 とカムシャフ ト 1 2の端部フ
[0078] ランジ ό 2との間に位置した圧縮パネ ό 3が目盛] 盤 5 8を第
[0079] 2側板 3に押付けている。 更に、 目盛 D盤 5 8には内方へ突出
[0080] した待機杆 ό 4が設けてあ 、 この待機杆は、 カムシャフ ト
[0081] 2を中心とする円に沿って第 2側板 3に設けた複数個の待機
[0082] 孔 ό 5の任意の 1つと係合できる。 図の例では 8個の待機孔が
[0083] 設けてある(第 1 3図)。 最初の待機孔及び最後の待機孔に隣
[0084] 接して、 第 2側板 3にはストツパ ό όも設けてある。 作動板
[0085] 5 7は、 第 2側板のストッパ ό 6と目盛 D盤 5 8の待機杆 ό 4
[0086] とで画定されたスペース内へ突出した突起 ό 7を有し、 この突
[0087] 起は待機孔 ό 5に係合した待機杆 ό 4に衝合することによ!)作
[0088] 動板 5 7の回転、 従ってこれを固着したカムシャフト 1 2及び 換 ί ONIPL. . , そのカム 1 3の回転を制限する。 第 1 3図に示すように 待機 杆 ό 4が最初の待機孔 05 αに係合しているときは、 作動板 5 7 は実質上回転できず、 カム 1 3も回転し ¾い。 この位置を 0位 置とし、 この位置に対応して、 緩衝器 5 0に設けた目印 ό 8 (第 1 0図)に合致して目盛 i 盤 5 8の周辺部に 「 0」 の番号 が刻んである。 同様に、 待機杆 ό 4が各待機孔 ό 5に係合した ときにその状態を表示するため、 残] の 7個の待機孔に関連し て 「 1」 から 「 7」 までの番号を目盛!)盤周辺部に順次刻んで ある。 従って 待機杆 ό 4が第 2番目の待機孔 05 と係合して るときには目印 ό 8の位置には番号「 1」 がき、 目印 0 8の 位置に番号「5」 があるときは 待機杆が第 ό番目の待機孔 05 c (第 1 3図) と係合していることになる。
[0089] このローブ制動力調整装置 ό 0の構成では、 前述の実施例の ように操作レバ一 1 4の手動回転によ カムを回転させてロー プ制動力を制御するのとは異 ]9、 待機杆の位置を予め設定す ることによ ロープ制動力を所定値に設定できる。 即ち、 この 実施例では、 カム 1 3 (第 2図)の形状は、 「0」 位置にある 待機杆 ό 4 (第 1 3図)に作動板 5 7の突起 ό 7が衝合したと きにカムの最低ローブ部分が加圧第 2軸 5 (第 2図)に対面し てカムと第 2軸との間のロープに制動力を加えず、 「7」 位置 にある待機杆(最後の待機孔 05^に係合した待機杆)に突起 6 7が衝合したときにカムの最高ローブ部分が加圧第 2軸 5に 対面して制動口一プに最大制動力を加え、 かつカムの口一ブが 最小高さから最大高さまで漸進的に増大するようなものと ¾つ ている。 それ故、 登山者は登山現場の状況に応じて待機杆 ό 4 の位置を変え、 その状況にあわせてロープ制動力を調整できる
[0090] C後述:) c
[0091] ここで、 複数の登山者(説明の便宜上、 トツプとラストの 2 名とする)がザィルを使用して氷雪の斜面を登る場合を例にと つて本発明の登山用緩衝器の使用法につき説明する。 2名の登 山者はそれぞれ腰ベルト 5 1によ ])登山用緩衝装置 5 0を着装 する(第 9図)。 この場合、 ロープ制動装置 1 0 0の制動口一 ブ 1 9の両端にザィル 7 0を結んでトツプとラス トの 2名を互 に連結すると共に、 連結軸 όにはガ一ドロ一プ 5 2を結んで緩 衝器 5 0を登山者に結合し更に氷雪登山に必要 ¾ピッケル 8 0 のピッケルロープ ό 9をも結合する。 力一ドロ一ブ 5 2及びピ ッケルロープ 6 9の余分な部分は緩衝器 5 0のロープ制動装置 1 0 0とボビン 5 5との間で収納袋 5 ό内の小袋 7 1に収め、 登山の邪魔にならないようにする。 ¾お、 平素、 小袋 7 1から ガードロープやピッケルロープが飛出さないように盞 7 2とホ ック 7 3とによ 小袋の入口を軽く塞いでおくとよい。
[0092] さて、 トツプとラス トの各登山者は、 登高している氷雪斜面 の状況に応じ、 各きの緩衝器 5 0のロープ制動力を調整してお く。 詳細には、 目盛 ]9盤 5 8を引張ってこの目盛] 盤の待機杆 ό 4を 「 0」 位置の待機孔 05"から抜出し、 目盛 盤を回転さ せて、 目盛] 番号「 1」 〜 「 7」 を参照しながら、 待機杆 ό 4 を適当な待機孔 ό 5内へ係合させる。 その結杲、 待機杆 ό 4は 待機孔を具備した第 2側板 に関して固定されるから作動板 5 7の突起 ό 7のためのス トツバとして作用する。 万一、 ラス トが滑落したときには、 ザイルが緊張し、 ラス トの制動ロープ 差換え 丄 5
[0093] 1 9の上端が引張られるので、 前述の実施例の場合と同様に、 制動ロープ 1 9とカム 1 3との接触摩擦力によ 、 カムが口一 ブ高さを増す方向へ回転し、 従ってカムシャフ ト 1 2に回着し た作動板 5 7も同じ方向へ回転する。 しかし、 設定した待機杆 6 4に作動板の突起 ό 7が衝合すると、 作動板 5 7はその位置 で停止し、 それに応じてカム 1 3の回転も停止する。 それ故、 カム 1 3は、 設定された待機杆 ό 4の位置に対応したカム口一 ブの高さで加圧第 2軸 5に対面し、 ローブ高さに応じた所定の 力でカムと加圧第 2軸との間のローブに制動力を加える。 かく して、 滑落した登山者は、 待機杆にて設定した値に応じた距離 だけ滑落したのちに停止する。 停止に至るまでの滑落距離を小 さく したければ 目盛 ]9盤 5 8の大き 番号(例えば「0」 と か「7」 )を目印 ό 8に合わせておけばよく、 滑落距離が大き くても大丈夫 ¾場合は小さな番号を目印 ό 8にあわせておいて もよい。 もちろん、 目盛] 盤上の目盛 番号と制動距離との関 係は、 装置設計時に又は試験によ 予め定めておく。 なお、 ボ ビン 5 5への制動ロープの巻戻しを容易にするため、 収納袋 5 όにファスナー 7 4を設けてボビンを露出可能にするとよい。 次に、 上述の実施例の登山用緩衝器 5 0として併用するに適 したピッケル 8 0の好適な実施例(第 1 4, 1 5図)について 説明する。 第 1 4図に示すように、 このピッケル 8 0は、 中空 の輊金属パイプから成るシャフ ト 8 1 と、 シャフ ト上端のピッ ク 8 2と、 ピン 8 5によ シャフ トの下端に固定され中間にス ピッツェ溝 8 4を有するス ピッ ツェ 8 5とからなる。 シャフ ト 8 1の上部にはゴム支持環 8 όがはめてあ j 、 シャフ トの下端 差換え 部に把手部 8 7を有するゴムスリーブ 8 8がはめてある。 ゴム 支持環 8 ό及びゴムス リーブ 8 8にはピッ ケルロープ ό 9を揷 通するための縦孔(図示せず)及びこれら縦孔へのローブの出 し入れを可能にする縦切れ目(図示せず)が設けてあ] 、 これ らの縦孔へピッケルローブ ό 9を挿通することによ] 、- シャフ トに沿ってピッケルローブを保持する。 ピッケルローブ ό 9の 末端部はもやい結び 8 9 (ロープを引張るほど締る結び巨)に よってス ピッ ツェ篇 8 4のまわ!?に結ばれ、 これをロープ保護 体 9 0でおおう。 このような構成のため、 ピッケル口一ブはピ ッケルの上部から延出し登山者は平素ピッケルを第 9図の状態 で持つから、 ピッケルローブは登山活動の邪魔と ¾ら¾い。 こ のピッケルの特徵は、 ピッケルが滑落者を停止させるべき支点 となったときにその支持力が従来のものよ i 大きく、 支持に安 定性があることである。 即ち、 ピッケルによ!)滑落者を支持す る場合には、 大別して、 ピックを氷雪面に打込んで支点とする 方法、 及びスピッツェを氷雪面に打込んで支点とする方法があ るが、 いずれの場合も、 滑落者の体重によ ピッケルロープが 引張られたときにピッケルロープはゴム支持環 8 ό及びゴムス リーブの縦孔からはずれてピッケル下端のスピッツェ溝 8 4に 力を及ぼすことになる故ピッケルにはモ一メ ントが作用せず喰 込み力が増大する。 また、 ピッケルロープはもやい結び 8 9を 介してスピッ ツェ溝 8 4に作用する故シャフ ト 8 には左右の 回転モ一メ ントが作用せず、 トッブの確保姿勢が不安定になら ¾い。
[0094] さて、 以上のようる状況で、 ト ップとラス トの 2名の登山者 え が氷雪斜面を同時に登っていてラス トが滑落したとする。 緩衝 器 5 0はおび 9 1及びホック 9 2 (第 1 1図)によ 登山者の 腰ベルト 5 1に簡単に離脱できるように取付け、 ガ一ドロ一ブ 5 2をピッケルローブ ό 9 よ ] 少し長く しておく。 ラストが滑 落すると、 ザイル 7 0が直ちに緊張し、 ホック 9 2がはずれて 緩衝器 5 0がそれぞれの登山者から離れる。 この時点では、 ト ップはラス トの滑落を知るからピッケルを氷雪面に打込んで確 •保姿勢即ち支持姿勢をとる。 その後ガードロ一ブとピッケル口 —プが小袋 7 1から飛出すが、 ピッケルローブの方が短かいの で、 ガ一ドロ一ブが緊張する前にピッケルローブがゴム支持環 8 ό及びゴムスリーブ 8 8から離れてス ピッ ツェ溝 8 4に作用 しピッケルによる支持力を増大させる。 この間トッブには荷重 が作用しないのでトップは難なく確保姿勢をとることができる。 その後ザィルに連結した制動ローブ 1 9がそれぞれの制動装置 1 0 0から繰出され、 目盛 i 盤 5 8にて設定した制動力で制動 されつつ制動ロープが伸びてゆきやがて滑落者は停止する。
[0095] ロッククライ ミングの場合はピッケル及びピッケルローブは 使用せず、 ト ップ、 ラス ト とも例えば 3点確保姿勢で岩を登 相手滑落のときには岩場に腹ばいにる ] 両手両足を使って岩角 にっかま ] 自分自身で滑落者を支持する。 その支持能力を例え ば 8 0 ! ^とすれば、 ό 0 程度のロープ制動力とるるように目 盛] 盤で調節しておけばよい。
[0096] 以上のように、 この実施例のローブ制動装置 1 0 0では、 目 盛 J 盤によ ロープ制動力を予め調整しておけば、 装置が作動 したときにはその制動力でローブを制動することができる。
[0097] 一 § 3 ' 匕 Αひ 次に、 荷重計として応用した本発明のローブ制動装置の実施
[0098] 例を第 1 ό〜2 0図について説明する。 第 1 ό〜 1 8図に荷重
[0099] 計の一例を示す。 この荷重計 2 0 0は本発明によるローブ制動
[0100] 装置 1 5 0と、 この制動装置を包んだ外殼体 1 0 1 と、 荷重の
[0101] 大きさに応じて動く指針 1 0 2と、 指針に関違し荷重の値を読
[0102] 取る目盛 板 1 0 3とから成る。 ローブ制動装置 1 5 0は、 こ
[0103] の実施例においては、 第 1側板 1 0 4と、 第 2側板 1 0 5と、
[0104] これらの側板間に位置したカム 1 0 ό及び加圧軸 1 0 7と、 側
[0105] 板間で下方から上方へ向って延び加圧軸 1 0 7のまわ] で屈曲
[0106] し次いでカム 1 0 όのまわ] で屈曲して垂直上方へ延びる制動
[0107] ローブ 1 0 8と、 ロープ垂直部分と同一線上にて側板間に設け
[0108] られ荷重負荷部 1 1 0を違結した連結軸 1 0 9とから成る。 加
[0109] 圧軸 1 0 7は支持軸 1 1 1に固着したボールべァリング 1 1 2
[0110] から成!)、 従って制動ローブ 1 0 8に接する加圧軸は回転可能
[0111] である。 一方、 カム 1 0 όは固定支持軸 1 1 3 ( カム軸)に固
[0112] 着したボールベア リ ング 1 1 4の外側レースに固定されてお] 9
[0113] 従ってカム自体はカム軸 1 1 3のまわ!)で回転可能である。 力
[0114] ム軸 1 1 5及び支持軸 1 1 1を図示のように共にネジとし両側
[0115] 板 1 0 4, 1 0 5を相互に離隔保持する手段を兼用させてもよ
[0116] い。 外殼体 1 0 1はローブ制動装置 1 5 0を包囲してお 、 メ
[0117] タルシ一 ト又は布袋の.如き適当な軽量材料で作るとよい。 布袋
[0118] 製にした場合は下端をファスナー 1 1 5にて閉じておくとよい c 目盛 i 板 1 0 3はネジ 1 1 0によ 第 2側板 1 0 5又は外殼体
[0119] 1 0 1に固定する。 指針 1 0 2はネジ部材 1 1 7等によ カム
[0120] 軸 1 1 3の突出端に回転自在に装着されてお ]3、 指針はまた第 . 2側板 1 0 5及び目盛 板 1 0 3に設けた円弧状スロ ッ ト 1 1 8 を貫通してカムと指針との間を延長する指針支持杆 1 1 9によ
[0121] カム 1 0 όに固着されている。 従ってカム 1 0 όが回転すれ ば、 指針 1 0 2もネジ部材 1 1 7のまわ])で同量旋回する。 力 ム 1 0 όの形状は次のとお] である。 第 1 ό, 1 8図の不使用 位置において加圧軸 1 0 7に対面するカムローブ部分 Αの高さ が最も小さく、 この地点 Aから左回 ]7 (第 1 8図)に 1 8 0。
[0122] を少し越したカムローブ部分 Bまでカムローブ高さは漸進的に
[0123] 増大し、 地点 Bからさらに左回 のカムローブ部分の高さはほ
[0124] ぽ一定とるってお j 、 この一定な曲線と地点 Aからカムの中心
[0125] を中心とする円弧に引いた接線との交点 Gの近傍でカムローブ
[0126] の高さは最高になっている。 従って、 カム輪郭と加圧軸 1 0 7 との間隔は、 不使用位置(第 1 8図)で最も大きく、 この状態
[0127] ではカム 1 0 0と加圧軸 1 0 7はその間の制動ローブに圧力を
[0128] 加えていない。 このとき指針 1 0 2は、 第 1 ό図に示すように
[0129] 目盛 ]9板の 「 0」 位置よ ややマイナスを指している。 いま、
[0130] 制動ロープ上端の結び目 1 2 0を持って荷重計 2 0 0を吊下げ
[0131] ると、 制動ロープの上方部分 1 0 8 αには荷重計の自重にもとず
[0132] く張力が作用し、 カムとロープとの接触摩擦によ カムが右回
[0133] (第 1 8図)に回転する。 この回転と同時に加圧軸 1 0 7と
[0134] カム 1 0 όとの間隔が小さくな] 制動ロープに圧力が作用し制
[0135] 動ローブへの制動力が徐々に増大し、 前記張力と制動力とが平
[0136] 衡した時点でカムの回転が停止する。 このときに目盛 板の「0」 位置を指針 1 0 2が指すように設計してある。 ここで、 荷重負
[0137] 荷部 1 1 0に荷重を加えると、 制動ローブ上方部分 1 0 8 aの張
[0138] WiPO ノ 力はそれに等しく ] 、 これに対応してカム 1 0 7が更に回転 する。 カムが回転すればするほどカムと加圧軸との間の間隔が 小さくなって制動ロープへの制動力が漸増し、 制動力と荷重と が平衡したときにカムの回転が停止する。 カム輪郭を適当に選 択することによ ] 荷重の増加とカムの回転角の増加とを、 例 えば直線的に比例させ第 1 ό図の目盛 ]3のようにすることがで きる。 お、 荷重負荷部 1 1 0から荷重を取除いても指針は戻 ら¾い-から、 この荷重計は最大荷重計である。 荷重を取除いた のちは指針を手で容易に「0」 位置へ戻すことができる。 制動 ロープ 1 0 8はカムと圧力軸との圧力を受けて変形するから、 この荷重計を繰返し使用する場合には、 ロープを彈性変形材料 で作るとよい。 代!?に、 加圧軸 1 0 7をゴム製にした パネ弾 性偏倚型のものにして変形しにくいロープを使用してもよい 第 1 9図及び第 2 0図には、 荷重計の別の変形例をそれぞれ 示す。 第 1 9図の変形例では、 カム及びカム軸 1 0 0, 1 1 5 と圧力軸 1 0 7とのほかに、 ロープ屈曲軸 2 1をも設けて制 動ロープ 1 0 8の極端 ¾屈曲を避けると共に、 カム 1 0 όを力 ム軸 1 1 3に直接固着し、 カム軸を回転可能に側板 1 0 4, 1 0 5に装着し、 カム軸に指針を固着してある。 また、 ロープ 1 0 8の下端はローブ巻き芯 1 2 2に輊く巻付けてある。 その 他の構成は第 1 ό〜 1 8図の荷重計と実質上同じである。 第 2 0図に示す更に別の変形例では、 カム 1 0 όと加圧軸 1 0 7 との間に制動ローブを 2本はさむようにした点が第 1 9図のも のと異なる。 他の構成は第 1 9図のものと実質上同じである。 この第 2 0図の荷重計の利点は制動ロープの圧縮に対する等価 のばね定数を小さくでき、 制動ローブの圧縮量に対する測定可 能な荷重の比を大きくできることである。
[0139] 以上のように、 第 1 ό〜 2 0図の荷重計は構造が極めて簡単 で輊量小型であるから、 安価であ])簡単に携帯でき利用範囲が 広い。 るお、 図示の荷重負荷部 1 1 0の代 に荷重をひっかけ るフック等を用いることができることはいうまでもない。
[0140] 最後に、 本発明のロープ制動装置の更に別の実施例を第 2 1 図 ¾いし第 図にもとずき説明する。 これらの実施例に係る ローブ制動装置は第 1 〜 4図に示したロープ制動装置と実質上 同様 ¾原理で作動するが、 手動制動機能のほかに自動制動機能 をも備え、 かつ下降中に手動、 自動を任意に選択できる構成を 有するものである。 詳細には、 第 2 1〜 2 4図に示す実施例に おいては、 カム軸 1 2に固着したカム 1 3 0は、 第 2 1図に示 す休止位置においてカムローブの最も低い部分 Aが第 2軸 5に 対面し、 この位置ではカム 1 3 0と第 2軸はこの間の制動ロー プ 1 9に圧力を加えない。 カム 1 3 0のローブは地点 Aから時 計まわ i に高さを漸進的に増大し、 地点 Bでカムローブの高さ は最大となる。 従って、 カム 1 3 0が第 2 1図の位置から反時 計回 に回転するにつれてカム 1 3 0と第 2軸 5との間隔は狭 くな ロープに対する制動力はそれだけ増大する。 カム 1 3 0 のシャフ ト 1 2には、 第 1〜 図と同様に、 レバ一 1 4が固着 してあ] 、 レバ一 1 4を左(第 2 1図)へ倒すことによ 手動 でローブの制動を行なうことができる。 ネジ 1 0はレバー 1 4 のためのス トッパをも兼ねているので、 レバ一 1 4は第 2 1図 の位置から右方へは回転できるい。 この実施例のローブ制動装 差換え 置 s o αは、 ローブに対する制動力を自動的に所定範囲内に保 つ装置(以下、 速度作動装置という ) 1 ό 0を俥ぇ、 この装置 1 ό 0は主として油圧クラッチから成る。 この油圧クラッチの 構成を説明すると、 1 ό 1はクラッチ従軸となる外向歯車で力 ムシャフ ト 1 2に固着してある, 1 ό 2はクラッチ原軸の役目 を す外輪でスプロケッ トホイールを兼ねその回転中心はカム シャフトの中心に一致する。 1 ό 5は内向歯車で外向歯車 101 に嚙合し、 外輪 1 ό 2の内部に回転自在に装着されかつその回 転中心はカム シャフ ト 1 2の中心に対して偏心している。 104 は中間子で外輪 1 ό 2に固着してあ かつ油孔(溝でもよい) 1 0 5を有する。 ロープ屈曲用第 1軸 4には第 2スブロケッ ト ホイール 1 ό όカ固着してあ i9、 2つのスプロケットホイ一ル 1 ό 2, 1 ό ό間にベル ト 1 ό 7がかけ渡してある。 この口一 プ制動装置 3 0 0においては、 下降者が下降を始めると制動口 —ブが上方へ繰出されるから摩擦力によ ローブ屈曲用第 1軸 4が回転(左回 ) し、 そのため外輪 1 ό 2も左回転する。 外 向歯車 1 ό 1はこの時点では回転しないので油室 1 ό 8内の油 圧が增大する。 この室の油は孔 1 ό 5から逃れるが、 この室内 の油圧はロープ屈曲用第 1軸 4の回転速度が増すほど大きくな 、 油圧が大きく るほど外向歯車 1 ό 1が外輪 1 ό 2を左回 転させようとする回転力が増大し、 ついにはカム 1 3 0が反時 計方向に回転し始める。 カム 1 5 0が回転すればそれに伴なつ てローブ 1 9に制動力が作用し、 ロープの繰出し速度が低下す る。 その結果、 ロープ屈曲用第 1軸 4の回転速度も低下し、 力 ― ムを左回転させる油圧も減少する。 すると、 カム 1 5 0は制動 換え 口一ブ 1 9との摩擦接触力によ 右回転しロープに対する制動 力を弱める。 そのため、 ローブの繰出し速度、 つて第 1軸の 回転速度も再度上昇し室 1 ό 8内の油圧が再度上昇する。 この ようにしてローブ制動力は所定範囲内の値に自動的に保持され 結局下降速度も自動的に所定範囲内に保たれる。 手動操作に切 換えたけれぽ、 レパ一 1 4を手動操作すれば、 自動操作とは無 関係に手動操作でき、 停止したい場合は、 レバ一 1 4を左回 にいつぱいに回しレバ一の磁石(図示せず)を側板に固定した 磁石 1 ό 9に接触させる。 レバー 1 ό 9を磁石 1 ό 9から離せ ば、 再び自動操作とるる。
[0141] 第 2 5〜 2 7図には速度作動装置の更に別の実施例を示す。
[0142] この実施例では、 速度作動装置 1 8 0はギヤポンプから成 、 その構成は、 第 2側板 3にひようたん形の油室 1 8 1を設け、 その中に互に嚙合する駆動歯車 1 8 2と被駆動歯車 1 8 3とを 遊びなく回転自在に収納し、 油室に油を満たす。 駆動歯車 1 82 はロープ屈曲軸 4に固着し、 被駆動歯車 1 8 5はカム シャフ ト
[0143] 1 2に回転自在に装着する。 またカムシャフ ト 1 2には駆動杆
[0144] 1 8 4も固着してある。 1 8 5は油圧保持板でネジ 1 8 ό等に よ ]3第 2側板 3にオイ ルシールを介して固着する。 油圧保持板
[0145] 1 8 5には馬蹄形のくぼみ 1 8 7が設けてあ 、 駆動杆 1 8 4 はこのくぼみの中で約 1 5 0。 の摇動運動が可能である。 くぼ み 1 8 7は 1 8 8, 1 8 9の部分において油室 1 8 1の室部分
[0146] 9 0 , 1 9 1に連通している。 1 9 2は油溝、 1 9 5 . 1 9 4 は軸封 0—リングである。
[0147] この速度作動装置 1 8 0の作動は前述のものとほぼ同じであ ^. f G .:P,
[0148] V,·" o . 、
[0149] 、 一- 、 .ヽ■ '·
[0150] し^ 'z る。 略述すれば、 ローブ屈曲軸 4が回転すると、 駆動、 被駆動 歯車 1 8 2、 1 8 5が矢印方向に回転して室部分 1 9 0の油圧 が上昇し、 これに伴 ¾つてくぼみ 1 8 7の左室 1 9 5の油圧が 右室 1 9 0よ ]3高ぐ ¾ i 、 駆動杆 1 8 4を左回転させ、 その結 果カムを左回転させてロープに制動力を加える。 そのため屈曲 軸の回転速度が低下し、 カムは元へ戻る。 この繰返しで制動力 は自動調整される。
[0151] 第 2 8, 2 9図に示す更に別の実施例では、 速度作動装置 2 1 0はクラッチブレーキ式のもので、 ローブ屈曲軸 4に固着 した駆動ホイール 2 1に、 カムシャフ ト 1 2に遊着しベルト 2 1 2によ ])ホイール 2 1 1に違結された被駆動ホイール 213 と、 カムシャフ ト 1 2に固着したブレーキホイール 2 1 4と、 カムシャフ トの円周上に等間隔で 3個配設したブレーキ片 2 1 5 と、 被駆動ホイールに固着した作動杆 2 1 6と、 ブレーキ片に 設けられ駆動杆と適当 遊びをもって嵌合した被駆動孔 2 1 7 と、 被駆動ホイールとブレーキ片との間に位置しブレーキ片を ブレーキホイールに押付け る圧縮ばね 2 1 8とから成る。
[0152] 2 1 9はブレーキのライ ニングである。 この装置の作動も前述 のものとほぼ同じであ!)、 略述すれば、 ロープ屈曲軸 4が回転 すると、 駆動ホイール 2 1 1が回転し、 被駆動ホイール 2 1 δ を回転させ、 駆動杆 2 1 όによ ブレーキ片 2 1 5が回転する。 ブレーキ片は圧縮ばね 2 1 8によ ブレーキホイールに押付け られているためブレーキホイ一ル 2 1 4に回転力が発生し、 そ の結果カムが回転して制動ローブを圧縮し制動力を生じさせる。 そのためロープ屈曲軸 4の回転速度が低下し次いでカムが元に
[0153] ' -、 -1,' -、 戻る。 以上の動作を繰返して自動制動が行なわれる。
[0154] 差換え f 0 PI
权利要求:
Claims
請 求 の 範 囲
互に一定距離だけ離間して平行に保持された 2つの側板と、 側板のほぼ中央の位置にお てこれらの側板間で回転可能に装 着された摇動カムと、 摇動カムから比較的遠く離れた位置にお いて側板間に装着されたローブ屈曲用第 1軸と、 摇動カムから 所定距離だけ離れかつローブ屈曲第 1軸から比較的遠く離れた 位置において側板間に装着されたローブ加圧用第 2軸と、 上方 から側板間へ入 ]9最初に摇動カムのまわ!)をまわ 次 で口一 プ屈曲用第 2軸のまわ] で屈曲され次いで摇動カムと口一プ加 圧用第 2軸との間を通って側板外へ延出した制動ローブとから 成])、 カムのローブ高さがカム輪郭上の所定地点から所定回転 方向に向って第 2所定地点まで漸増してお 、 摇動カムが該所 定方向に回転するにつれて該摇動カムと加圧用第 2軸との間の 制動ローブを漸進的に圧迫し漸増する制動力を生じさせるよう にしたことを特徵とする口一ブ制動装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日
JPH043866Y2|1992-02-05|
JPS59118652U|1984-08-10|
AU2433984A|1984-08-15|
引用文献:
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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